フリーセルのちょっとしたワザ



まえおき

このページも、このコーナーの他のページ同様、以前のサイトで公開していたものなのですが、他のページと微妙に違うのは

実はなにげにアクセスが多かった

ということでした(各種検索エンジンから飛んでくる率が、他のページたちに比べると段違いだったのです)。

ということで、このページについては、まえおき部分以外はほとんどそのままこのサイトに掲載したいと思います。Windowsのバージョン等に関する記述も古いままなので、適当に頭の中で情報を補完しながら読んでいただけるととても助かります……(←いい加減)。


フリーセルとは?

フリーセルとは、Windows 95, Windows 98, Windows NTに標準でついてくるいくつかのゲームの1つで、カードで遊ぶタイプのゲームです。昔からあったゲームなのか? それとも、新しく考案されたゲームなのか? 詳しいことは分かりませんが、案外ハマるタイプのゲームだと思います。
32ビットのWindows(前述のもの)の場合には標準でついてくるゲームですが、Windows 3.1やWin-OS/2などではWin32sをインストールすることでプレイが可能になります。

フリーセルのルール

フリーセルは1組(52枚, ジョーカーは除く)を使用のカードを使用します。
ゲーム盤には、4つのフリーセルと4つのホームセルがあります。そして、ゲーム開始時には52枚のカードはすべて、表を上にして8 列に並べられます。

フリーセルの説明画像

フリーセルの目的は、4つのフリーセルを一時的なカード置き場として使いながら、すべてのカードを4つのホームセルに移動させることです。したがって、ゲームに勝つためには、4種類のカードをすべて、ホームセルに積み上げる必要があります。ただし、カードは無差別にホームセルに移動させることはできず、数字の小さい順に、1ずつ大きくなるように積み重ねる必要があります。
カード移動の規則は、以下の通りです。

なお、カードがフリーセル, ホームセル, 他の列のいずれにも移動させられない状態(いわゆる手詰り状態)になった場合には、そのゲームを失う(ルーズ)することになります。

なお、ゲームのヒントやテクニックについては、フリーセルのヘルプをご覧ください(←ちょっと手抜き)。

隠れたカードの調べ方

Windows 95以降、マウスの右クリックは頻繁に使用されるようになりましたが、フリーセルで右クリックをするとどのようになるかご存じですか? 上に別のカードが乗っているカードの上にマウスポインタを置いて右クリックをすると、その隠れているカードが何か? 分かるようになっています。

と、ここまではフリーセルのヘルプにも書いてあるんですが、実は、キーボードの[1]〜[8]のキーを使っても、隠れているカードの模様をチェックすることができるのです。キーはカードの左の列から順に[1], [2], ..., [8]に対応しているのですが、対応する数字キーを2回押すことで。画面の上側(つまり、最下層)の順に、カードの模様を確認することができます。

インチキ? 必ずクリアできる方法

この方法は、かなり有名なものなので、ご存じの方も多いかと思いますが、でも、知らない方のために紹介させていただきます。

ゲームを諦めて、なおかつ負けてない状態(タイトルバーが点滅している状態ならOKですが、負けたことを示すダイアログが表示されてしまってはダメです。それが表示された段階で負け決定ですから……)で、[Ctrl]キーと[Alt]キーと[F10]を同時に押します。すると、下図のように"User-Friendly User Interface"というタイトルがついたダイアログが表示されます。

User-Friendly User Interfaceのダイアログ

そして、[中止(A)]ボタンをクリックするとこのダイアログが消えますので。カードをダブルクリック(どのカードでも構いません)すると、残ったすべてのカードがホームセールに移動して、勝ったことを示すダイアログが表示されます。
ちなみに、ここで[再試行(R)]ボタンを押してしまったら、ダイアログが消えた後にカードをダブルクリックした段階で負けてしまいます(ゲームを中断しても負けになるワケですから、あえてこの方法をつかって負ける人なんていないと思いますが……)。

ただし、このインチキは正解を示してくれるワケではなく、単純に全てのカードをホームセルに移動させるため、ホームセルに積み上げられたカードの順番はメチャクチャになってしまいます。そのため、終了時のホームセルのカードを見ることで、インチキなしで終わらせたかどうか? ということを判断することができます。

インチキなしで終わらせた場合

インチキで終わらせた場合

インチキなしで終わらせた場合 インチキして終わらせた場合

上の2つの画像は、ともに同じ番号のゲームを終わらせた時のものですが、左のものはすべてのホームセルがKであるのに対して、右のものはバラバラですね。

フリーセルのバグ?

これはワザというほどのものでもなくて、3年ほど前に私が偶然発見した現象です。ただ、私が知っている範囲では、雑誌や書籍などで見かけたことがないので、もしかすると知らない方も多いのでは? ということで紹介させていただきます

賢明な方はもうお気づきでしょうね。そう、実は私、この現象が紹介したくて、今さら「フリーセルのちょっとしたワザ」なんてものを紹介したんです。うーむ、なんてミエミエなヤツなんでしょうね。ハハハ……。

フリーセルの起動直後のウィンドウサイズは640×480ドット(いわゆるVGAサイズ)ですが、これを最大化表示させると、横幅は640ドットのままで、縦だけビヨ〜ンと伸びます(ところで、画面サイズいっぱいにならないくせに「最大化」という呼び方に、なんとなくピンとこないのは私だけでしょうか?)。

さて、今回紹介する現象は、この「最大化状態」で発生します。
最大化状態で、列の一番上のカード(つまり、画面で一番下のほうのカード)から下へカードの高さの1.5枚〜2枚分くらいのところにマウスカーソルを移動させて、そこで右クリックします。するとどうでしょう? 不思議なカードが出現します。

不思議なカードが並んでる……

出現するカードの種類については、その時にゲーム盤に残っているカードの種類・状況によって決まるようですが……詳しいことは調べてません(おヒマな方は、ぜひ調べて、私に教えてください)。
また、ここで出現するカードは、正式に配置されているものではない(ヘンな言い回し)ため、ウィンドウをいったん最小化して再び最大化したり、他のウィンドウをこれらのカードの上に持ってくると消えてしまいます。

この現象は、Windows 95, 98, NT 4.0, 2000のフリーセルで発生することは、私自身が確認しています(ただし、2000のものは少〜し挙動が違います)。NT 3.1, 3.5, 3.51, Windows 3.1 + Win32s, OS/2 + Win32sのフリーセルでは確認できていませんが、おそらく発生するんじゃないか? と思います(だって、プログラム的には最初のリリースから今まで、ほとんどいじってないでしょうから)。あと、Windows Meについては、いまだに持っていないので、確認できておりません、あしからず。

ああ、何の役にも立たない情報だっていうのに、こんなに気合いを入れて紹介してしまった……。最後まで読んでくださったみなさん、ありがとうございました!!


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